投資の種類
金融投資と自己投資
ここでの投資は、非常にざっくりとしたくくりの投資の意味合いです。
皆さんが「投資」と聞いて思い浮かべるのは「金融投資」かと思います。
株式や債券(国債)、FX、暗号通貨などの金融資産に投資することですね。
また、それとは別に、もう一つ投資できるものがあります。
それは、自分自身に対する投資、つまり「自己投資」と言われるものです。
例えば、弁護士を目指すためにロースクールに通う、プログラマーを目指すためにプログラミングスクールに通う、など自分自身に投資することで人的資本の極大化を目指すことですね。
自己投資も非常に重要な投資であることは疑いないのですが、ここでは触れないでおきます。
金融投資を行う理由
金融投資を行う理由はたった一つ、自分自身が労働により給料をもらったり、事業を行うことで事業所得を得ることで金融資産を増やすときに、多かれ少なかれ自分自身の「時間」を使う必要があるのに対し、金融投資を行えば、自分自身の「時間」を使うことなく金融資産が増えることにつきます。いわゆる「不労所得」というやつです。
何に投資する?
金融資産に投資する、と一言で言っても、この世の中に「金融資産」らしく見えるものはたくさんあります。株、債券、不動産、金やプラチナ、ダイヤモンド、ロレックス、ビットコイン、、、多くの人が思い描く「投資」の数だけあるといってもいいかもしれません。
その中でも私が皆さんにお勧めしたい金融資産、それは、「株」です。
では、なぜ株が多くの人にとっての投資対象になるかというと、それは「長期で見れば必ず株は成長するから」です。
ここで、過去の株が成長しているという証拠をお見せしましょう。
「貯金」も「投資」、本当に安全?
「貯金」なら損しない、のウソ
多くの人にとっての最適解となる株への投資ですが、「いや、株なんかに投資するのは怖い!」という方も当然いらっしゃるかと思います。
そういう方が決まって言うことが、「貯金が一番だよ。だって損しないし。」
でも、それは本当ですか?
「え、当たり前でしょ。だって株は値下がりすることもあるけど、少なくとも貯金は減ったりしないじゃないか!」
うーん、これはある意味正しいのですが、ある意味間違っています。
このブログを読んでいらっしゃるほとんどの皆さんは日本で生活されていると思います。
ということは、日本円を使って生活し、日本円を貯金していると言い換えてもいいかもしれません。
日本円を使って、日本で生活する。そして日本円で貯金をする。つまり、皆さんの資産は日本円ばかりということになります。
日本の銀行に貯金しているということは、利息がもらえるのですが、都市銀行の普通預金の利息はご存知ですか?そう、0.001%です。100万円預けても1年で1,000円しか増えない、もう絶望的に増えません。それどころか、時間外にコンビニでお金をおろすと手数料で220円かかる。1年で5回時間外にお金をおろすとこの利息が吹っ飛ぶどころかマイナスになります。こういった意味でもお金が増えないということになるのですが、問題はこれとは別のところにもあります。
そう、日本円も「金融商品」ということに問題があるのです。
日本円も「金融商品」
お金同士で価値が変わる
「え、どういう意味?」と思った皆さん、いらっしゃいますよね?確かに少しわかりづらいので、もう少し説明しましょう。
よくニュースを見ていると、1ドル○○円という相場のニュースが流れます。これは、1ドルと交換するのにいくらの日本円がいるか、という意味合いとともに、1ドルは○○円出せば「買える」という意味でもあります。つまり、お金を交換する、という意味合いだけでなく、他の国のお金を日本円ならいくらで「買える」か、ということになります。
その昔、ドルと円の相場(レート)は固定されていました。
1ドル=360円 という形で固定されていたんですね。この時代は先ほど説明した「交換」という意味合いしかありませんでしたが、固定が解除されてから、その日ごとに相場が動く形になりました(これを「変動相場制」といいます)。
よく「円高」「円安」という言葉を耳にするかと思いますが、これは変動相場制での言葉になります。
円高とは、円の価値が高くなることで、例えばとある日に1ドル100円で交換できたところ、次の日に1ドル=80円になれば、1ドルを手に入れるのに20円安く「買える」わけです。
同じように、円安とは円の価値が下がることで、また次の日に1ドル=120円になれば、1ドルを手に入れるのに20円余分に「日本円が必要になる」ことになります。
「いや、私は銀行にお金を預けてるだけで、別にドルを売り買いしているわけではないから関係ないよー」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、世の中では、日本円が「金融商品」であり、「売買されている」ということは、世の中では刻一刻と日本円の「価値」が動いている、ということになります。
2022年6月時点で、1ドル=130円程度となっていますが、少し前だと1ドル=110円程度が相場でしたから、20円も「円安」になっています。日本に住んでいても、日本での生活には外国からモノを買う必要があるわけですから、相場が円安になると、外国からモノを輸入するのにたくさん日本円が必要になるわけです。
例えば、1ドル=100円の相場の時には1台10万円のiPhoneだったのが、1ドル=130円になると、1台13万円出さないと買えなくなってしまうわけです。
もちろん、こんなに極端にいきなり高くなるわけではありませんが、考え方としては「日本円としての金額は変わってないが、ドルとの比較をすると価値が下がっているので、同じものを買うのにも余計に日本円を払わざるを得なくなる」ということになります。
「貯金」にもリスクがある
どうでしょう、金額こそ同じ日本円ですが、「お金の価値が目減りしてしまう」ために同じものを買うのに余計に日本円を支払う必要が出てくる。これって「お金が減る」ということになりませんか?金額が変わらない≠損も得もしない =相場次第で損得(リスク)が発生する ということになります。
多くの人にとっての最適解は?:ネタバレ:全世界株式投資信託を買おう
貯金だけではダメだということにご理解をいただけた皆さんの中には、「えー、そんなこと言われてもどうしたらいいの?」という方もいらっしゃるかと思います。
安心してください。ここで、多くの人にとっての最適解をご提示させていただきます。
それは、「全世界株式に投資する」です。
「え、自分で全世界の株なんて買ったことないし、、、買えない」
ってなりますよね。
私も自分で全世界の株を1つ1つ買うなんてムリです。できません。
でも、世の中には便利な商品があるもので、全世界の株式に投資できるステキな商品があるんです。
それは、「全世界株式投資信託」と呼ばれる商品(投資信託)です。
「え、それって何?」「どこで買えるの?」「それって損しないの?」などの疑問については、また別のページで紹介させていただきます。
では、また!